小ネタプログラミングの定義

「小ネタプログラミング」は、西暦2008年05月のゴールデンウィーク明けごろにふと思いついて勝手に作った造語だ。2008年05月15日 15:30前後にgoogleで検索した時には、「小ネタプログラミング」というフレーズが使用されている情報は無かった。

単にgoogleで引っかからなかったとか、ネット上で使用されてないだけでどこかで誰かが使用しているだけかもしれないが、「小ネタプログラミング」という言葉を最初に思いついた人として立候補しようと思う。

ついでに「小ネタプログラミング」の簡単な定義までしてしまう。もの凄い横暴だな。

「小ネタプログラミング」とは:

  • プログラミング関係の小ネタではない。
  • コンピュータ(パーソナルコンピュータ)を使用していて、日々の作業で生じたちょっとした問題や、(自分の手元でのみ発生するような)特定領域に関する簡単な問題などに対して、プログラミング的なアプローチをすること。またはその過程の記録ないし成果物。
  • 往々にして場当たり的なその場しのぎの方法だったりする(つまり再利用性や移植性に欠ける)。

小ネタプログラミングは、「プログラミング関連の小ネタ」よりも取り扱う範囲が狭い。また小ネタは往々にして成果物のみだが、小ネタプログラミングには問題に対する取り組み方や取り組みの過程も含まれる(しかも成果物が無い場合もある。要するに失敗したということ)。

小ネタプログラミングは、プログラマやシステム管理者にとっては比較的日常的なことだ(と思う)。雑事を減らす為にマクロを書き、バッチファイルを書き、シェルスクリプトを書き、自作ツールを実装し、自作ツール開発を効率化するために他の言語を勉強し……というようなことを(程度の差はあるけど)やっている人は昔からいたし、今もいる。

かつては日常的光景(?)だったかもしれない小ネタプログラミングだが、現在は縮小傾向にある(のかもしれない)。GUIの普及に伴い、(CUI的な)バッチファイルやシェルスクリプトに触れる機会が減ったからかもしれない。コンピュータのユーザの増大によって、ステレオタイプ的な「パソコンおたく」がユーザ全体に占める割合が減ったことも影響しているかもしれない。

小ネタプログラミングが減っていくことについて、個人的には肯定も否定もしない。ただ「名も無い昔の慣習」となってしまうのは少し寂しいので、せめて名前だけでもつけよう――という大嘘の結果が「小ネタプログラミング」だ。しかしこのネーミングはイマイチだろうなあ。