オススメのコンピュータ入門書を考えてみた

ある人に尋ねられたので、夜中に幾つか見繕ってみた。

対象読者はこんな感じ。

  • プログラマになるかもしれない新卒の新入社員
  • 最低ラインは、プログラミング未経験者。パソコンは普通に使える程度。
  • 一般ラインは、情報系の専門学校卒ないし非情報系の学部だけど卒論等でコードを書いていた大卒。
  • 最高ラインは、一般ラインより頭ひとつ分ぐらい抜き出ている人。

最低ラインの人用

『痛快!コンピュータ学』かなあ。読んだのは旧版だけど。

痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)

痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)

文系でも結構分かりやすくて、なのにそこそこ踏み込んだ内容も書いてあった。

最低〜一般ラインの人用

定番だけど『プログラムはなぜ動くのか 第2版』。これも初版なら読んだ。

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

そこそこ易しいんだけど、まったくの素人に薦められるかとなると、ちょっと自信が無い。

最低ラインでもOKかもしれないけど、パワーが要るので一般ライン以上を推奨

『CODE コードから見たコンピュータのからくり』はおもしろいんだけど、厚いし読みきるのにパワーが要る。

CODE コードから見たコンピュータのからくり

CODE コードから見たコンピュータのからくり

無責任でもいいのなら*1、文句なしにこれを薦める。

プログラミング経験者向け

ちょっと毛色が違うけど、上記の本のどれかとセットで『Write Great Code Vol.1』を薦めちゃおう。

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

実務的には、この中では一番役に立つと思う。

*1:つまり相手のレベルや性格とかを全く考えないで発言する場合。