書籍購入:Windows再び+α

組み込み系で且つネットワーク関連が本業なのだが、その本業の関係で久々にC言語Windows APIを叩いている。

今時.NET FrameworkじゃなくてWindows API、しかもC言語というのも色々アレだと思う人も多いだろう。しかし組み込み機器も絡むマルチプラットフォーム対応なミドルウェアを書くとなると言語はC言語になるし*1、ある程度以上のリアルタイム性能を持つミドルウェアを書くとなると低水準のAPIを使わざるをえない面がある。

例えばサウンド関連でリアルタイム性能を求めるとなると、それこそWindows APIのMMEまわりの機能とかDirect Soundでは使い物にならない訳で──というか使い物にならないからこそASIOドライバなんかがある。

その辺りは極端な例ではあるものの、まあそういった性能が求められるケースでは普通のアプリケーションを書く場合よりも低水準のレイヤーに踏み込むことになる。

そういった訳でWindows APIを叩いているのだが、いつものように『Advanced Windows 改訂第4版』を参照していてふと気づいた。

今回のソフトウェアはWindowsではXP〜7まで対応することになっているのだが、肝心の『Advanced Windows』の記述が少々古いなあ、と。

Vista以降はOS内部が結構変わっているし、64bit OSの普及によってプログラムの実装にも影響がある。その辺りもカバーしたいということで頑張って買ってみた。

ADVANCED WINDOWS 第5版 上 (マイクロソフト公式解説書)

ADVANCED WINDOWS 第5版 上 (マイクロソフト公式解説書)

ADVANCED WINDOWS 第5版 下 (マイクロソフト公式解説書)

ADVANCED WINDOWS 第5版 下 (マイクロソフト公式解説書)

Windowsも変化・進化しているので、そのシステムコール回りも色々と変わってくるのは当然なのだが……結構痛い出費ではある。その分元はとらないと。

分冊になった影響で、一冊が薄くて扱いやすくなったのは嬉しいが。

今回の仕事はドライバ回りも扱う。デバイスドライバに関しては資料を入手済みなのだが、実はデバイスドライバ以外を含むWindows側の構成がイマイチ見えてこなくて悩んでいる。

なのでついでにこれも購入。

インサイド MS WINDOWS 第4版 上 (マイクロソフト公式解説書)

インサイド MS WINDOWS 第4版 上 (マイクロソフト公式解説書)

インサイド MS WINDOWS 第4版 下 (マイクロソフト公式解説書)

インサイド MS WINDOWS 第4版 下 (マイクロソフト公式解説書)

さっそく読み始めているが、普通に面白い。難しいけど。

さて、『Advanced Windows』と『インサイド Microsoft Windows』それぞれ上下併せて4冊で23,100円。予算は30,000円だったので残りの金額で仕事とは無関係の本を買うことにした。

で、選んだのはこの2冊

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

この2冊の内容は、本当に仕事とは関係ない。一応ネットワークがらみの仕事はしているが、分野が違う。

とはいえ私の日常には非常に関係のある技術分野だ。仕事という面でも、商品(組み込み機器)に付随するサービスの一環としてこの手の分野と関わってくる可能性がある。

まあそれは別として、いずれ趣味の一環として読むつもりだ。

*1:百歩譲ってもC++だろうが、STLとかを使えるかというと微妙な所だろう。