id:eel3:20140309:1394294944 の続きというか、ついでというか。
Node.jsのプロジェクトでは、x86とx86_64向けのLinux用バイナリも配布している。これの手動インストール手順を確かめてみた。環境はUbuntu 12.04 LTSだ。
- 公式サイトのダウンロード一覧から、Linux Binariesを入手する。今回はv0.10.26。npmは同梱されている。
- 入手したアーカイブを展開して、適当な場所に配置する。ここでは仮に「$HOME/node」に配置するとする。
- 環境変数PATHに「$HOME/node/bin」を追加する。
- 環境変数NODE_PATHを追加し、「$HOME/node/lib/node_modules」を登録する。
- 上記の環境変数の変更を有効にする。
- 最後にnpmを最新版にする(同梱のものが最新版だとは限らないため)。「npm update -g」でOK。
だいたいこんな感じ。
環境変数PATHに登録されているディレクトリの中に「$HOME/node/bin/node」を指し示すシンボリックリンクを作るとか、そういう強引なインストール方法ではnpm本体の更新ができなくなるというか、「npm install -g」でのパッケージのインストール先を正しく取得できないようだ。
この構成で「npm install -g
Node.jsは、デフォルトでは「$HOME/node/lib/node_modules」直下のパッケージを認識しない。環境変数NODE_PATHで登録する必要がある。
ちなみに、Node.jsのLinux用バイナリはnpmが同梱されている。そのため、Node.js本体のバージョンを上げようとすると、npmや「npm install -g」で導入したパッケージのインストール先ディレクトリまで取り替えることになる。
できる限り、「npm install」で$HOMEの下にパッケージをインストールするようにした方が、バージョンアップ時に困らないと思う。