書籍購入:『Python言語によるプログラミングイントロダクション』

買った。まだ最初のほうを眺めているところ。

Python言語によるプログラミングイントロダクション: 世界標準MIT教科書

Python言語によるプログラミングイントロダクション: 世界標準MIT教科書

Pythonの入門書ではなく、プログラミングそのものの入門書だ。Pythonで問題を解く都合上、Pythonの言語仕様の多くを本書で説明・使用しているので、Pythonについても学べるが、本筋としてはプログラミングそのものを学ぶための本だ。

序文にそういう風に書いてあるし、実際に中身をチラ見した感じでも、まあ、そんな本だ。

難易度の問題はあるものの、とりあえず理系の大学に入った人がこの本でプログラミング入門すれば、実験やら何やらでプログラムを書く時に困らないようになると思う。Pythonは色々と使える言語みたいだし、プログラミングについても学べるし。いきなりC言語の入門書を与えるような暴挙よりは、遥かにマシだ。

その反面、既に下地のあるプログラマPythonを学ぶには、本書はちょっと冗長だと思う。……まあ、基礎をすっぽかして社会人デビューしちゃった文系プログラマ(※私です)がPythonの勉強に使えば、少しは普段のコードもマシになるのかもしれないが。

蛇足

ちょっと方向性は違うが、個人的に『プログラミングの基礎 ((Computer Science Library))』と雰囲気が似ている気がしている。あっちはOCamlを使っていて且つ関数プログラミング的なアプローチで問題を解いているのに対して、こちらはPythonで……という違いはあるが。