Raspberry Piにちょうどよいタブレットマウントキットを見つけた

Raspberry Pi 3 Bと公式7インチタッチスクリーンディスプレイを組み合わせて、Premium Touchscreen Case for Official 7" Raspberry Pi Displayに入れて使っている。このケースは、LCD背面のRaspberry Pi本体まで覆い隠すタイプだ。

ASM-1900035-21

ただ、若干不満があった。LCD画面が結構垂直気味になるので、机に置いて操作しようとすると画面が非常に見にくいのだ。まあタッチスクリーンなのにキーボードを接続して使用するという「いや、それタッチスクリーンにした意味あるの?」と突っ込まれる使い方をしていることもあるのだが。

それと、端子の配置の都合でタッチスクリーンを180度回転させた状態でケースに取り付ける必要がある。/boot/config.txtに「lcd_rotate=2」と記述することで、RaspbianなどのOSのブート中に画面出力を反転させればよいのだが、残念ながらブート開始直後やNOOBSの画面には反映されないようだ。

そこで、不満を解消するために、タブレットPC用のマウントキットやアームの類に、ケースごとRaspberry Piを取り付けてしまおうと考えた。こうすれば、タッチスクリーンが高い位置にくる上に角度も調整できるので見やすくなるだろう。またケース本体を180度回転して取り付ければ、/boot/config.txtの設定を変更せずともよいので、ブート開始直後から正しい(180度反転していない)表示になるはずだ。

ところが、使えそうなマウントキットを物色していたのだが、「タブレットPC=薄い」という前提の製品が多く、5cmぐらいの厚みに対応していそうなものがなかなか見つからなかった。

そんな中で、マルツパーツでちょうどよさそうなタブレットマウントキットを見つけた。

厚み5cmまで対応していて、問題なくケースごとRaspberry Piを取り付けることができた。

このマウントキット、本来は吸盤で机などに固定するタイプだ。だが、吸盤部分が直径9cmぐらいあるので、重心をうまいこと調整することで、吸盤で固定することなくスタンドとして使うことができた。