言語処理系の実装の本は読まないのに買ってしまう。何だかんだでこれで9冊目。
コンパイラの理論と実現 (計算機科学・ソフトウェア技術講座)
- 作者: 疋田輝雄,石畑清
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1988/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
で、この本、非常に薄い。手持ちのコンパイラ本には『コンパイラ入門―構文解析の原理とlex/yacc、C言語による実装 (Computer Science Library)』という200ページちょっとの本があるのだけど、それよりも薄い170ページちょっと。しかも後半の40ページほどは「C--」というC言語のサブセット用のコンパイラのソースなので、実質的には130ページぐらい。
内容としては手続き型言語を対象としたコンパイラの教科書で、特にC言語をコンパイル対象として想定して書かれている。Cのサブセットでも初学者には難しいらしいが、しかしCプログラマとしてはC言語用のコンパイラは興味をそそるものなので、そういった意味では本書の中身には興味がある。
とはいえ、時間ができたらまずは『コンパイラ入門』から読むつもり。多分、本書は2〜3冊目に読むと思う。