書籍購入:9冊目の言語処理系本『コンパイラの理論と実現』

言語処理系の実装の本は読まないのに買ってしまう。何だかんだでこれで9冊目。

コンパイラの理論と実現 (計算機科学・ソフトウェア技術講座)

コンパイラの理論と実現 (計算機科学・ソフトウェア技術講座)

1988年の本で「計算機科学/ソフトウェア技術講座」というシリーズの1冊、しかも共立出版ということもあり、古き良き計算機科学時代の硬めな雰囲気を感じさせる中身だ。

で、この本、非常に薄い。手持ちのコンパイラ本には『コンパイラ入門―構文解析の原理とlex/yacc、C言語による実装 (Computer Science Library)』という200ページちょっとの本があるのだけど、それよりも薄い170ページちょっと。しかも後半の40ページほどは「C--」というC言語のサブセット用のコンパイラのソースなので、実質的には130ページぐらい。

内容としては手続き型言語を対象としたコンパイラの教科書で、特にC言語コンパイル対象として想定して書かれている。Cのサブセットでも初学者には難しいらしいが、しかしCプログラマとしてはC言語用のコンパイラは興味をそそるものなので、そういった意味では本書の中身には興味がある。

とはいえ、時間ができたらまずは『コンパイラ入門』から読むつもり。多分、本書は2〜3冊目に読むと思う。