そもそも組込みの人である私はWebアプリについて体系的な勉強をしたこともなければWebアプリ開発にどっぷり浸かったこともない。精々が機器制御用にC言語で実装されたFastCGIを後から弄ったりJavaScriptを書き直したりした程度だ。なのに何故か最近Web開発絡みのネタをふられることが多い。
PHPもCakePHPも分からない人に何を期待しているのだろう。とはいえLinuxは触っているしシェルスクリプトは書けなくもないしHTTPのプロトコル自体についてもそれなりに知識はあるので、話の内容は分からなくはない……。
Web開発絡みの技術については基本的に我流に近いし個別に勉強してきたので体系的ではないので、基礎知識の整理用に1冊買ってみた。
「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか
- 作者: 小森裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/10
- メディア: 大型本
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駄目なのだけど、じゃあフレームワークの使い方と個々の言語だけ覚えればよいかというと、実はそれだけだとまず穴に嵌る。
じゃあそれを回避するためにどうすればよいかというと、フレームワークが覆い隠している下層のレイヤー(つまり基礎の部分)を勉強する必要がある。というかそういう目的で書かれたのがこの本で(「はじめに」の項を参照)、この本について「これ読んでもWebアプリを作れるようにはなれない」と批判するのはお門違いというもの。この辺りは本書のタイトルにも問題がある気もしないでもないけど、代替案は全く思い浮かばない。
とりあえず基礎知識の整理には使えそうだ。