書籍購入:人に歴史あり。『ソフトウェア・グラフィティ』

OSもツールも変化するならコの業界も変化するわけで、その中にいる人だって……。

ソフトウェア・グラフィティ

ソフトウェア・グラフィティ

SRAという会社や、本書の執筆者の方々とは全く面識はないのだけど、「rm -rf /」やシグマプロジェクト経由で(!)なぜか名前ぐらいは知っている。で、時々ネット上の情報で目にしてなぜか「おぉっ」と思ってしまう。

本の中身は3分の2ぐらいが岸田孝一氏の自伝的な、しかしコの業界での流れに比較的注目した内容で、コの業界絡みの歴史文献として非常に興味深い。

個人的には、構造化プログラミングについての自分の認識が的外れではなさそうで、少しだけ安心できた。

それにしても、すごい人はやっぱりすごくて、でも本人はそうは思っていなさそうだよなあ。