最近少しだけPythonに触れているのだが、他言語でそれなりにプログラミング経験がある人がPythonを学ぶ場合、差し当たり次の3つのドキュメントがあれば割と短期間でなんとなくPythonっぽいコードを書けるようになるみたいだ。
- Top - python.jpで公開されているチュートリアル。
- PEP 8 -- Style Guide for Python Code
- 『Effective Python ―Pythonプログラムを改良する59項目』
まあ、本当にPythonに通じている人からすると、こけおどしにすぎないかもしれないけど。
Python.jpのチュートリアル
Python.jpのチュートリアルは、本家のPythonチュートリアルの日本語訳だ。本家本元が執筆したドキュメントなこともあり、必要な機能についてコンパクトにまとまっている。
プログラミング未経験者が独学で勉強するときには、このドキュメントは少々レベルが高いので*1、他のドキュメントを探すほうがよいだろう。
しかし経験者の場合、このドキュメントぐらいのレベルで書かれているほうが読みやすかったりする。プログラミング未経験者を前提に書かれているドキュメントは、経験者からすると冗長に過ぎるものだ。Pythonチュートリアルは丁寧に書かれているが、プログラミング初心者向けのドキュメントほど冗長ではない。
PEP8
Pythonチュートリアルで言語機能について学びつつ、PEP8に目を通して書き方を学ぶ。
PEP8はPython界隈で割と知られているコーディングスタイルだ(なにしろPythonの公式サイトで公開されているぐらいだから)。PEP8を参考にコードを記述するだけでも、随分とPythonっぽくなる。
ついでにPEP8のスタイルに準拠しているかチェックするツールを導入しておくとよい。
『Effective Python Pythonプログラムを改良する59項目』
PythonチュートリアルとPEP8では足りない部分を補完するため、これも参照しておく。
Effective Python ―Pythonプログラムを改良する59項目
- 作者: Brett Slatkin,石本敦夫,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: 大型本
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なので、『Effective Python』を参考にすることで、言語機能面についてもPythonらしいアプローチを採れるようになる。