ここまであからさまに「Windows Updateが原因でPCガー」的な場面に遭遇したのは初めてである。
5~6年ほど前に購入したノートPC Dell Vostro 2521が2台転がっていて、実験用に使おうとしたのだ。
2台ともWindows 7からのアップグレードでWindows 10化していて、現時点ではWindows 10 Ver.1803が入っている。ここ数ヶ月放置していて、何か月分かのWindows Updateが未適用の状態だった。
Windows Updateで2019年7月の累積パッチがインストールされたので、適用のために再起動したところ、起動はするけど操作しようとするとブルースクリーン(INVALID PROCESS ATTACH ATTEMPT)になってしまう状態に陥った。
2台とも同じ症状だ。
ちょっと観察してみたところ、Vostro 2521本体のタッチパッドで操作しようとするとブルースクリーンになることが分かった。試しにUSBマウスを使うようにしたら、ブルースクリーンを回避できた。
タッチパッドは、Windows Update前には普通に使えていた。ブルースクリーンが起こるようになる前との違いは「Windows Updateをかけたか否か」だけ。
何というか、ここまで堂々とWindows Updateが疑わしく見えるシチュエーションに遭遇すると、一周回って感心してしまうものだ。
なおブルースクリーンについては、遅れてKB4346084(今月再リリースされた版)が自動適用されたら、発生しなくなった。2台とも同じ。
KB4346084は「Intel製CPUのマイクロコード更新する」という少々特殊なパッチなのだが……適用順でブルースクリーンなる、という情報は見つけられていない。