解決の糸口が見つからなくて困っている。
非ドメインネットワーク(ドメインコントローラが存在しない)なLAN環境にて、Windows 7 Professional 64bit SP1のPCをファイルサーバとして使用するべく、共有フォルダを作成した。で、アクセス可能なユーザを制限している状態。
この状態で、所定のアカウント・パスワードを使用してWindowsとLinuxで共有フォルダに入ることができるのだが、なぜかMac OS X(Mountain Lion)では共有フォルダの中に入れない。
ファイルサーバ(?)側でログオン失敗のログを取得するように変更して観察したところ、Mac OS Xで共有フォルダに入れなかったときのサブステータスの値が「0xc000006a」となっている。
この値の意味することは「ログオン時のパスワードが間違っている」だ。しかし、同じアカウント・パスワードでWindowsとLinuxで共有フォルダに入るのは問題ない。
同じパスワードを入力しているのに、なぜMac OS Xでは失敗するのだろうか?
ちなみに、ログオン失敗のログが残るということは、Macとファイルサーバの間でSMBないしCIFS(と、その下位層であるNetBIOS)での通信は成立しているはずである。つまり、成立してはいるが、SMB/CIFS上でのログオンの処理でNGとなっている。
なので:
- サーバ側で「NetBIOS over TCP/IP」を有効にしているか?
- 通信のデジタル署名を無効にしているか?
- 「サーバー SPN ターゲット名検証レベル」を変更しているか?
- 「LAN Manager 認証レベル」を変更しているか?
――といったネットで検索して出てくる解決策は関係ないというか、これらの項目については既に確認済みというか。
ファイアウォールについても同様というか、Mac側とファイルサーバ側の双方のパーソナルファイアウォールをOFFにしても挙動は変わらないというか。
ともかく、現状で分かっていることは、同じアカウント・パスワードを使用してもWindowsやLinuxではログオンできるがMac OS Xではログオンできない、ということだ。ログの内容を全面的に信じるのなら、Mac OS Xでのログオン時に正しいパスワードを送信できていないことになる。
こうなったらWiresharkでパケットキャプチャして確認しようかとも思うのだが……ファイル共有って128bit暗号化(設定とデバイスによっては40bitないし56bit暗号化)して通信している気がするので、キャプチャしても無駄なのかも。
うーん、どうしたものか。
2013/11/09追記
いつの間にか入れるようになっていた。うーん、何だったのだろう?