改訂版:WindowsにNode.jsを手動インストールする方法

id:eel3:20140309:1394294944 から若干状況が変化したようで、Node.jsをWindowsに手動インストールする方法がほんの少しだけ楽になった。

以前の方法では、node.exeとnpmのアーカイブを別々に取得してセットアップしていたのだが、いつの間にかnode.exeとnpmが一緒になったアーカイブが配布されるようになっていた。そこで、そのアーカイブを使うことにする。

  1. 公式サイトダウンロード一覧にアクセスする。
  2. LTSかCurrentか、使用したいものを選択する。
    • 今回はv6.4.0 Currentを使用するものとする。
  3. ダウンロード一覧のページの「All download options」というリンク経由で、ダウンロード可能なファイル一式にアクセスできる。この中から「node-<バージョン番号>-win-<x64ないしx86>.zip」のような名前のファイルをダウンロードする。
    • 今回は64bit版のNode.jsを使いたいので、node-v6.4.0-win-x64.zipをダウンロード。
    • 7zipによるアーカイブもあるので、そちらでもよい。
  4. ダウンロードしたアーカイブ・ファイルを展開する。アーカイブ・ファイル名から拡張子を除いた名前のフォルダに展開されるので、そのフォルダ名を「node」のような名前に変更する。
  5. 前述の展開されたフォルダを任意の場所に移動する。
    • 今回はCドライブ直下に移動する(結果として「C:\node」ができる)。
  6. 環境変数Pathに、前述のフォルダ内のnode.exeが置いてある位置のパスを追加する。
    • 今回は「C:\node\node.exe」なので、環境変数Pathには「C:\node」を追加する。
  7. 環境変数NODE_PATHを追加し、node_modulesのパスを登録する。
    • 今回は「C:\node\node_modules」。node_modulesはnode.exeと同じパスに置いてあるはず。
  8. 最後にnpmを最新版にする(公開されているアーカイブが最新版だとは限らないため)。「npm update -g」でOK。

だいたいこんな感じになっているはず。

C:\node
|   CHANGELOG.md
|   LICENSE
|   node.exe
|   npm
|   npm.cmd
|   README.md
|
\---node_modules
    \---npm

# NODE_PATH=C:\node\node_modules

若干ファイルが増えているものの、node_modules・node.exe・npm.cmdの配置場所は、以前の手動インストール方法と同じになる。

この構成で「npm install -g <some-package>」とオプション `-g' 付きでパッケージをインストールすると、「C:\node\node_modules」直下にパッケージのフォルダが作成され、その中にファイル一式が配置される。

Node.jsは、デフォルトでは「C:\node\node_modules」直下のパッケージを認識しない。環境変数NODE_PATHで登録する必要がある。

後でNode.jsをバージョンアップする方法は?

後でNode.jsをバージョンアップしたくなった場合には、公式サイトからnode.exe単体をダウンロードして、C:\node\node.exeに上書きしてしまえばよい。

npm本体は「npm update -g」で更新できるので、わざわざ手作業で差し替える必要はない。