MIDIの音色でピアノといえばヤマハなのです:YAMAHA MU2000

Roland SC-88Proは予算の兼ね合いで購入した2台目のMIDI音源だ。ではもう1台は何か?

YAMAHA MU2000だ。

実はDTMとは縁のない生活を送ってきたにも関わらずYAMAHAの音源モジュールとは何かしら関係がある人生を歩んでいる*1

最初に買ったPCの音源がYAMAHA YMF715Eだったこともあるが、長らく愛用していたサウンドカードであるAOpen AW744 Proのチップも同じくYAMAHAのYMF744だった。しかもそのボードで再生したMIDIのピアノ音色に感動した人だ。「さすがピアノメーカー」と思ったあの頃は若かった。

つい最近Windows標準のGS音源に耐えられずに入れたソフト音源も、最終的にはYAMAHA XG WDM SoftSynthesizerに落ち着いた。これも決め手はピアノの音色だ。

そうくれば、ハードウェア音源を買うとなったらもうMU2000しかないのだ。MOTIF-RACKは……さすがに予算の都合で無理なのと、あとオーバースペックでそこまでは求めない。

で、実機の音だが、さすがにピアノは好みの音を出している。その他の音も、MU2000で聴いてしまうとXG WDM SoftSynthesizerでは物足りなく感じるようになる。全体的に生っぽい感じの音色だと感じる。

ただSC-88互換で作られたSMFが多いのか、何というか楽曲として演奏した場合の全体の感じはSC-88Proの方がしっくりくるのだ。シンセの音に関して「YAMAHAは音色単体は良いけど自分で色々調整が必要。Rolandはステージ受けしそうな派手な音が良い感じ」的な評価を耳にしたことがあるのだけど、何となくそれを思い出してしまった。

*1:表現が大げさである。